黒川能役者の米

特別栽培米つや姫/特別栽培米はえぬき

生産者:清野勝さん/鶴岡市黒川

img_yakusha2-1.png
img_yakusha2-2.png
map_yakusha2.png

黒川能(山形県鶴岡市黒川)

黒川能は、黒川の鎮守、春日神社の神事能として、氏子である農民によって500年にわたり伝えられてきました。現在の代表的な五流とは一線を画し、独自の伝承を続け、独特の形と中央ではすでに滅びてしまった古い演目や演式を数多く残しています。昭和51年には国の重要無形民俗文化財に指定され、貴重な民族芸能として全国から注目を集めています。

旧正月にあたる2月1日から二日間にわたって、春日神社の旧例祭「王祇祭」で奉納されるのが黒川能です。春日神社の氏子は能座となる上座と下座に分かれており、その年の王祇祭の主人となるのは各座の長老です。高さ2.5mの3本の杉の(ほこ)を紐で束ねて、頭に紙垂(しで)が巻かれた王祇様に、神職により布を張る「布着せ」が行われます。

午後6時、王祇様の前で黒川能の奉納が始まります。能に先立って大地踏が行われます。大地踏は大地の悪霊を沈め、精霊を呼び覚ますと言われています。4~6歳の稚児が、大きく広げられた王祇様を背に、新しい命の誕生を象徴し、穢れのない足で舞台を踏み、口上を唱え上げます。

大地踏で清められた舞台では、露払い役の千歳、天下泰平を祝う扇、五穀豊穣を祈願する三番叟(さんばそう)からなる式三番が演じられます。上座の扇、下座の三番叟は、王祇祭でしか演じられない「所仏則(ところぶっそく)」という特別なものとなっています。

「つや姫」の特徴

香り・つや・甘味・粘りどれをとっても一級品。冷めればお米の甘みがいっそう引き立ちます。

「役者の米」生産者:清和勝
R4年山形県産「特別栽培米つや姫」1等玄米分析

「サタケ食味計」による
タンパク質 6.9
水分 14.6
アミロース 18.7
整粒歩合 82

「はえぬき」の特徴

粒に弾力があり、粘りすぎず噛み応え抜群。冷めても美味しくお弁当やおにぎりに最適です。

「役者の米」生産者:清和勝
R4年山形県産「特別栽培米はえぬき」1等玄米分析

「サタケ食味計」による
タンパク質 7.6
水分 15.1
アミロース 19.1
整粒歩合 78.9
  • 特別栽培米は、都道府県で慣行的に使用されている化学合成農薬、化学肥料の使用を基準の50%以下で栽培したお米
  • 整粒歩合は70%以上が1等米
  • タンパク質は炊いた際の艶になる成分で、多いと炊きあがりが硬くなりやすいため、低いほうが良いとされている
  • アミロースはねばりに関わる成分で、多いとパサついた炊きあがりになるため、低いほうが良いとされている

東北の役者米